ここ最近お宮参りの撮影が続いたので、今回は改めてお宮参りについて書こうと思います。
お宮参りは「初宮参り」「初宮詣」とも言います。赤ちゃんが生後1か月を無事迎えたことをお祝いする日本の伝統行事ですね。
華やかな着物を赤ちゃんに羽織らせているイメージが強いのではないでしょうか。
そもそもお宮参りって?
お宮参りは、赤ちゃんが生まれて、無事に生後1か月を迎えたことを産土神(うぶすなかみ・生まれた土地の氏神様のこと)に報告する行事です。
また、昔の日本では、お産は多量の出血を伴うことから「穢れ」とされていたようで、その忌明けとしてのイベントがこのお宮参りだったそうです。
(ちなみに、赤ちゃんの忌が明けるのは30日、母親の忌が明けるのは75日であり、忌中である母親はお宮参りには参加できなかったんだとか!「父方の祖母が赤ちゃんを抱っこする」というのはその頃の名残なんですね。)
地域差はあるようですが、男の子なら「生後31日や32日」、女の子なら「生後32日や33日」が一般的なようです。戌の日が縁起が良いとされるのは、戌(犬)が多産でお産が軽いことに由来しているからだとか。縁起物として犬張子が使われるのも同じ理由ですね。
「のしめ」って何?
赤ちゃんが羽織っているあの祝着のことを「のしめ」とも言いますよね。
「熨斗目(のしめ)」というのは絹織物の1種で、江戸時代には武士が礼装の裃などの下に着用したそうです。
祝着(のしめ)はお宮参りにおける赤ちゃんの正装で、ご家庭でご用意されたり、レンタルされるのが一般的ですが、最近ではベビードレスなどを着用させてお参りするご家庭も見かけます。
以上、ざっくりでしたがお宮参りについて。
ここのところ雨続きで、先日も予報では雨だったのですが、途中で晴れてラッキーでした。
ほぼほぼ泣きっぱなしの元気な赤ちゃん(写真掲載はなし)でしたが、寝かせての撮影のタイミングで一瞬機嫌よくなってくれたのでここぞとばかりに撮りまくりました笑